バリスタとしての仕事もしています。

天才とは…










たまに「自分が天才だったらなぁ」と思うことがあります。
でも、天から才を授かるには、それなりの努力をしないといけないことも分かります。



だから、日々努力して、もがいて、苦しんで生み出したものが、大切で可愛くて仕方なくなるんです。
私は。




はい。
毎度RT Stage代表の、滝口です。


実は昨日、とある食品商社さんと商談でした。
コーヒー豆や、その他食材の見積もりをお願いしておりました。

その中、コーヒー豆を2種類提案していただきました。

某商社の提案書




こんなにご丁寧に提案されるとは思っていなくて、ちょっとビックリしました(笑)


本当は支店さんで試飲などをしたかったのですが、こんな状況ですし、狭い空間に籠らなきゃいけなくなるので、サンプルを頂戴して自宅で違いを確認しました。


さて、こういう時バリスタはどうやって豆の違いを確認するでしょうか。






実は!




「カッピング」









という方法を用いて行うんです。

「カッピング?何それ?」ですよね。

そう、最近ではカフェでセミナーが開かれたりしてますけど、まだまだ認知は低いカッピング。


これはコーヒー豆の品評でも行われる正式な手法となっております。

詳しいことは「コーヒー カッピング」でググると、アホほど情報が出てくるので割愛します。
気になる人は、各カフェのカッピングセミナーなどに参加してみると面白いかもしれませんね!
(もちろんコロナウイルスが落ち着いたらですよ)


さて、そんなカッピングの様子を少しご紹介します。


まずは、コーヒー豆を10g、ペーパードリップ用より少し粗めに挽きます。




…道具の汚れが目立ちますね(笑)


しっかり、キッチリ10g計ったら…






挽きます!



今回は2種類なので、2個です。
ちなみに、本来はカッピング専用のボウルがあるのですが、持っていないのでマグカップにしてます。
この段階で香りの違いを比較します。


コーヒーの準備が終わったら、沸騰したお湯を注ぎます!

今回は160gのお湯です。


注ぐ時は勢い良くジャーっと入れちゃってください。
カップ内で粉を攪拌させてあげます。

そうすると…







こうなります。

この状態で4分待ちます。
コーヒーの成分がジワァ〜っと出るのを待ちます。


そして4分経ったら、表面にいる粉を何回か下に潜らせて攪拌します。
この段階でも香りの違いを比較します。

その後表面の粉を取り除きます。





こうなったら、いよいよ味のチェックです。


スプーンですくって、勢い良く吸い込みます。
口の中で霧状にするイメージです。
「ズッ」とか「シュッ」とか音がする勢いでやっちゃいます。

そうすることで空気を含ませながら、口全体で味わいます。


ワインを飲むときに、一口含んで口を尖らせて空気を含むのと一緒です。


この作業を、約15分ほど行ないました。

何故か?




それは、温度による味の変化を確かめるためです。

味や香りが持続するのか、変化するのかの比較です。

これがまた、今回提案していただいた豆は、見た目はほぼ一緒なのに、時間経過してからの印象が全然違いました。


こうなると、あとはどちらが自分の求めるものに近いのか、という問答です。
30分くらい悩みました(笑)


そして、決定いたしました。

どんな豆にして、どんな感じなのかは初回発注をして納品をされたら、ご報告したいと思います。


今後、デザートやカフェのご提供は全て今回決めた豆で行うことになりますので、乞うご期待!!



それでは、また。