玉ねぎの大量消費なら

どうも!









滝口です。


たまには身の上話を…


私は両親は健在ですが、祖父母は父方のみ存命なんです。


母方の三重県松阪市(あの松阪牛で有名なね)の祖父母は既に他界しております。


しかしながら、年齢的なこともあり祖父は認知症が始まり、歩行もなかなか困難な状況となったのが3年ほど前。



そして最近、祖母が自宅で足首をグネってしまったそうで、病院で診てもらうと、アキレス腱をやってしまったと…


病院での診断後、急遽母親から電話があり、「介護ベッドを導入するから、家具移動させるの手伝って」とのこと。



父は仕事のため不在。
まともに動ける男手は私だけでした。


急いで駆けつけ、家具を移動し、ベッドの導入を見守って、祖母と「これからどうするのか」という世間話して帰宅となりました。



その後、母、父、叔母(父の妹)が交代で様子を見ながらの介護をしております。
まぁ、主に母と叔母なんですけどね。




あ、ここまで書いてなんですが、決して暗い話ではないので気楽に読み進めてくださいね。



そして先日、たまたま祖父母宅に行った際に、母から「玉ねぎ5個あるんだけど、このままじゃダメにしちゃうから、何か作って」と相談が。


祖母が足をケガしてからは、食事は大手飲食店の宅食にお願いしているので、食材が余ってしまうと…


相手はお年寄り。
味付けもそうだけど、大きさや食べやすさ、1回で沢山食べられないから、日持ちもするもの…

etc…


色んなことを考えました。

そもそも自分の頭に入っているレシピで、玉ねぎが主役になるのは数種類。
しかも、洋風のもの。



と、その時。


思いつきました。


「そうだ!佃煮だ!」



某有名和食店でお世話になっているので、作り方は覚えてる。

あとは自分の味付けをせず、極力薄味にしてあげれば、イケる!!!!



そして、台所に立ちました。



まずは玉ねぎ5玉を、天地を落として、固い茎の部分を取り除き、繊維に沿って5ミリ幅くらいに切ります。


そして、サラダ油をひいた鍋に投入!



なかなかの量です




そのまま火にかけます。
この時、塩をふたつまみほど入れ、玉ねぎの水分を出します。




玉ねぎがシンナリと、クタっとしてきたら、玉ねぎに被るくらいまで水を入れ、煮ます。



お水投入直後




ひたすら煮ます。(強火)





フツフツと沸いてきました





まだまだ煮ます。

(強火のままで)




だいぶ嵩が減りました






ここまで来ると、裏がひっついたりするので、こまめに木べらで混ぜながら、火加減を調整します。



中火から弱火に一旦火力を下げ、味付けです。



今回はこの2種のみ!




醤油と上白糖が理想なんですが…





なぜか祖父母宅に三温糖しかなかったので、今回は三温糖でやります。



上白糖、白砂糖で全然構いません。



三温糖を入れ、混ぜ混ぜ。

そのあと醤油を入れて混ぜ混ぜ。






三温糖と醤油を入れた直後





砂糖、醤油を入れると温度が急激に下がるので、また強火にして焦げないように混ぜ続けます。
また、砂糖を入れることで玉ねぎから水分が出てくるので、水分を飛ばします。





だいぶ煮詰まってきましたね




ここで一旦、祖父母による試食タイム!





……




「うん、このくらいがイイ」ってところで味付けを辞めます。


今回、三温糖はスプーン2.5杯、醤油は2周入れました。

すみません。
普段はこんな大雑把な作り方なので、計ったりしてません(笑)

「このくらい」
これが母から教わった調味料の入れ方なので(笑)



そして、さらに水分を飛ばし続けること15分。




こうなります。



完成です!





見た目は完全にベタ玉ですね。


でも、味は甘じょっぱい(甘み強め)です。



あとは保存容器に入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。


そんな感じです。



あ、気をつけていただきたいのは、醤油の量です!

温度の低下とともに塩味は強く感じやすいので、あまり濃く作ってしまうと、作ってる最中は「うん!ベスト!」と思っても、いざ食べる時に「しょっぱい!」とか「濃いな…」ってなりますので、「いつもより薄いかな?」くらいで作ると良いと思います。



今回は食べるのが高齢の祖父母ということもあり、余計な隠し味も入れず、祖父母に味を確かめてもらいながら作ったので、美味しく食べてくれると思います。


買い溜めでちょっと余っちゃったなぁ〜

とか

貰った野菜が消費しきれない!


なんて時に、ちょっと時間をかけて佃煮に挑戦してみてはいかがでしょうか?




ね?
全然暗い話じゃなかったでしょ?(笑)


こんな日常を今後も紹介して行けたらなと思います。

世の中が落ち着いたら、カフェや飲食店の紹介もしたいと思います。



それでは、また。