おうち時間が長い昨今で、「コーヒー飲みたいなぁ」と思ったり、「折角なら美味しいコーヒーを飲みたい!」と思ったりしますよね。
そんなアナタのために…
バリスタである私が、美味しいコーヒーを入れるためのお手伝いをさせていただきます!
今回は道具編です。
自宅で美味しいコーヒーを入れるために必要なものは主に3つ。
この3本柱を本日はご紹介いたします。
1、抽出器具
2、豆
3、水
の、3つです。
では、まずは1の器具から説明します。
器具は市販で構わない!
コーヒーに必要な器具は6つです。
・ドリッパー
・ペーパーフィルター(ドリッパーに合うもの)
・サーバー(抽出したコーヒーを受ける容器)
・ミル(コーヒー豆を挽くもの 手動、電動あり)
・ケトル(細口のヤカン)
・スケール(電子計り)
これらは大手のカルディさんなどで、すぐに購入できます。
約1万円あればしっかりと揃います。
しかし、今や100円ショップでも一部道具が売られています。
まずはそういった安価な道具から始めてみるのも良いでしょう。
立派な、高価な道具は、後々集めていけばいいと思います。
余談ですが、この4つにさらにもう1つ道具を足すと、より美味しくなります。
それは
セパレーター
と呼ばれるものです。
簡単に言えば、微粉除去の道具です。
しかし、これはコーヒーショップなどで買うと意外と高い!
好きなショップやブランドがあって、「絶対にそこのが良い!」という方であれば、それをご購入ください。
「別にどこのでも…」という方は、100円ショップの商品2点で自作できます!
それはまた、別記事で書きますね。
このセパレーターを使うと、微粉が除去され、よりクリアな味わいになります。
コーヒーは豆で購入するのが良い!
2つ目の豆のお話です。
コーヒー問屋さんでコーヒーを買おうとすると、「豆のままにしますか?粉にしますか?」と聞かれます。
ミルのないご家庭は仕方ないですが、もし購入する余裕があるなら、ミルを購入して店頭で「豆で。」と伝えてください。
なぜかというと、コーヒーは「豆を粉に挽いた瞬間から酸化が始まるから」なんです。
単純に、空気に触れる表面積が増えますので、その分酸素と触れ合う部分が多い。ということです。
酸化したコーヒーはよく言われる「酸っぱいコーヒー」の原因になります。
その「酸っぱさ」が、「酸味のあるコーヒーは苦手」という苦手意識を生むのです。
しかし、本来「酸味のあるコーヒー」というのは、最近流行っている浅煎りのスペシャリティーコーヒーに見られる、「フルーツを思わせる酸」なんですよね。
ですので、酸化した「酸っぱさ」と、豆のポテンシャルとしての「酸味」は違うということを分かっていただけたらと思います。
ちょっと話が逸れました。
元に戻しますね。
「ミルは予算的に買えない…」という方は、挽いてもらった粉を、自宅に帰ったらすぐに小分けにして冷蔵庫へ!
「たまにしか飲まない」という方は冷凍庫へ!
小分けにすることで少しは酸化を防ぐことができます。
都度使用する分を常温に戻してあげてください。
ちなみに、粉で購入する場合は店員さんから「どうやって抽出するか」を聞かれますので、「ペーパードリップ用でお願いします」と答えてください。
色んな抽出器具があるので、店員さんはそれぞれに合った挽き目で、粉にしてくださいます。
ですので、違う抽出器具用の挽き具合だと味わいがまるっきり変わってしまうのです。
あえてそうすることもなくはないですが、今回は初心者向けなので、オーソドックスにいきましょう。
水は硬水よりも、軟水を!
続いて3つ目です。
お水。
普段何気なく飲んでいるお水ですが、コーヒーを抽出するには「軟水」と呼ばれるお水が最適です。
それは水に含まれるミネラルという成分の量の違いがコーヒーに影響を与えるからです。
このミネラルと、コーヒーに含まれる成分が反応しやすいのです。
軟水は硬水に比べ、ミネラルが少なくコーヒーを抽出した際に円やかで、丸みのあるマイルドな味わいになります。
逆に硬水はミネラル含有量が多く、コーヒーを抽出すると力強く鋭い味わいになります。
昔からペーパードリップや、ネルドリップでコーヒーを抽出してきた日本では軟水でコーヒーが飲まれてきました。
逆にエスプレッソ文化だったヨーロッパは、硬水を使用し苦味の強いエスプレッソを抽出してきた。
と、考えれば、理にかなっていると思います。
道具が揃えば、あとは淹れるだけ!
ここまで書いてきましたが、以上でコーヒーを淹れるための道具はこれで揃いました。
・ドリッパー
・ペーパフィルター
・サーバー
・ミル
・ケトル
・スケール
そして、コーヒー豆。
もしくはコーヒー粉。
最後に、水(軟水)。
ここまで揃いました。
あとは実際にコーヒーを淹れるだけ。
道具だけあっても淹れられませんよね。
そこで次回は、抽出編としてコーヒーの淹れ方をお教えしたいと思います。
それでは、また。
Gracias!
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