ワインとは、ブドウとは…山梨県笛吹市にある『ルミエールワイナリー』さんに教わってきました!




7/18の日曜日に、臨時休業をさせていただき山梨県笛吹市にある『ルミエールワイナリー』さんにワイナリー見学に行かせていただきました!当日は天気も良く、気温も高く絶好のワイナリー見学日和でした。

私個人の備忘録、そしてご報告として今回のブログを書いております。このワイナリーさんは、以前知人からワインをいただいた際に「ここのワインは美味しいよ!飲んでごらん!」とオススメされて、「名前は知っている」程度の認識でした。

そんなワイナリーでの様子をご報告しますので、少しだけお付き合いください。


東京から1時間30分で行ける楽園



今回、知り合いの社長さんとそのお連れ様、帰りの運転係の方、私、私のパートナーの5人で伺いました。都内から、トイレ休憩や昼食にSAに寄っても1時間30分程度で山梨県笛吹市に着くことが出来ました。ただ、何せ初めて走る道なのでどこの路地を曲がったら良いかなどが分からず、周辺をグルグルと2周ほどしてしまいました(笑)

見学ツアー開始5分前ほどでなんとか無事到着し、受付をして案内開始となりました。今回は30分コースでお願いしており農園、ワインを造る(発酵させる)工場、樽に入れて保管する地下のセラー、瓶詰めする工場、そして試飲コーナーというコースでした。あまりにも天気も良く気温が高かった為、案内係のスタッフさんも気を遣っていただき、「農園をサラッと説明して、屋内での説明を長く取りますね」と仰ってくださいました。ちなみに、施設マップはこんな感じです。



今回は、30分コースなのでメルローと甲州のブドウを見せていただきました。夏真っ盛りということもあり、全てのブドウがまだ緑色でした。この農園案内で驚いたのは、赤ワイン用のブドウも、白ワイン用のブドウも、表皮が色づいていくということ!てっきり、赤ワイン用の黒ブドウは赤みがかって、白ワイン用はマスカットのような緑の色なのだと思っていたのですが、言ってしまえばブドウをどうやって圧搾するかで赤ワインか白ワインかが分かれるというんです!だから、赤ワイン用のブドウを、白ワインの作り方にすれば黒ブドウの白ワインが出来るんですって!(もぅ書きながら「ブドウ」が出てきすぎてゲシュタルト崩壊気味)

1時間30分の長い見学コースだと、他のブドウ畑も見せてもらえるのかな?というワクワク感もあり、「次は長い方で…」という思いがフツフツと芽生えてきております。


圧搾場、そしてセラーへ



この写真のブドウが色づいて、収穫時期になったら一気に収穫されてワインの製造に移ります。今はグングン育つ時期なので、その作業を見ることはできませんでしたが実際の工場を見せてもらえました。コロナウイルスの関係で中までは入れず、入り口付近での説明を受けました。


このドーンと並んでいるのが、ブドウを発酵させてワインにするためのステンレスタンクです。各ブドウ品種でそれぞれ処理が違うため、ハイシーズンになるとひっきりなしにブドウが運び込まれ、どんどんタンク内に入れられていくそうです。個人的には、そのシーンに立ち合いたいです…。ここで、赤・白ワインのそれぞれの作り方を詳しく説明していただきました。私はここでの説明がワインを提供する時、自分で飲む時に役に立つ情報だったなぁと感じております。

ちょっと脱線して、日本酒の作り方の話などを案内係のスタッフさんとお話ししながら続いて地下セラーに案内されます。その前に…有形文化財として登録された「石蔵」を見せてもらいました。現代のようにステンレスタンクがない時代から使われていた、外壁を石で覆われたタンクです。何基かある中で、1基だけ現役で使い続けているそうです!


地中にあることで温度、湿度が最適なんでしょうね。というか、「昔の人は本当に凄い!ここまでしてワインを広めたい!」という熱い意志と希望に満ちていたのではないかと勝手に推察してしまいます。そして、「この現代の技術発達も凄い!」と改めて思わされました。

そして、いよいよ地下セラーです!


このダンジョン感、男子としてちょっと嬉しかったです(笑)

階段を降りると、一気にヒンヤリした空気が全身を包みます。ちょっと階段で降りただけですよ?!こんなに温度違う?っていうくらい、ひんやりしてました。そして、そこには大小様々なサイズのワイン樽が所狭しと並んでおりました。


ここでは、造られたワインをどのように保管するのかなどの説明をしてもらえます。古い樽と新しい樽、材質の違いをブドウの品種によってどう使い分けるのか。古くなった樽はどう処分・再利用するのかなどを聞くことが出来ました。私たちも私たち以外の参加者の方も、ここでの写真撮影が1番長かったように思います(笑)


瓶詰め工場からショップへ

地下セラーを出たあとは瓶詰めをする工場へ。残念ながらこちらも稼働しているところは見られませんでした。この瓶詰めの作業場、そしてショップへと続く廊下の外側は…



このように、使わなくなった樽を利用していました!ちょっと気になって匂いを嗅いでみたのですが、当たり前ながらワインの匂いはしませんでした(笑)まぁ、雨にも当たるし、日光も浴びているので匂いは消えてしまいますよね。でも、この隙間から光が漏れる感じも含めて、めっちゃオシャレやん!?と思いました。

そして、ショップへ戻ってグルっと1周して見学ツアーは終了となりました。ここでようやくお待ちかねの試飲タイムへと入ります。コロナウイルス感染予防の為、ワインを注いだら指定されたテーブルで飲み、また各自お代わりをしに行く…という何往復もしてしまうシステムでした(笑)ここでも使わなくなった樽が再利用されていました!




このテーブルも樽です。樽で出来ている。ではなく、樽が置いてありそこにパーテーションが置いてあります。(もうちょっと引きで撮れば良かったと後悔してます)飲食店(主にバル)で良く見るアレです。でも、実際にワインが中で寝ていた樽を使って、その上でワインをいただけることに1人「あぁ、なんて幸せなんだろう」と感慨深くなっていました(笑)それぞれの味わいを感じつつ、「このワインはアノ料理に合わせたら良さそうだな」なんて、職業病みたいなことも頭の中で繰り広げておりました。




青い空、白い雲、美しい緑の一面、そして涼しい空間での美味しいワイン(笑)こんな最高の時間を過ごせることに、感謝いたします。この試飲中に運転係だからと我慢して飲まずに待っていてくれた方にも、もちろん感謝です。

ひとしきり試飲が終わったところで、各自お土産でワインを購入し、一路東京へ戻ることにしました。余談ですが、帰りは高速道路で事故渋滞が発生し、1時間30分程度だった道のりが、4時間くらいかかりました。

ワイナリー見学を終えて

滝口の後ろ姿です。


今回、一緒に行こうと誘ってくださった社長さんとお連れ様、そして運転係を務めてくれた方には感謝しかありません。このような機会を作ってくれたことに感謝です。また、見学を快く受け入れてくださり細かく説明をしてくださったルミエールワイナリーさんもありがとうございました。もともとワインのファンでしたが、よりルミエールさんのワインが好きになりました。また、臨時休業を了承していただいたお客様にも、感謝を申し上げます。ありがとうございました。

今後のケータリングなどでの依頼があれば、積極的にルミエールさんのワインを使っていきたいと思います。
今まで「料理に合わせたワイン」という視点で考えてきましたが、たまには「ワインに合わせる料理」ということも面白いかなと思うので、チャレンジしていきたいと思います。


それでは、また。



Gracias!!



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