前回、「オリジナルブレンドコーヒー作ります!」という記事を書き、サンプルの焙煎をお願いしていましたが、先日早速サンプルが納品されました!!早い!!
ビックリする程早いです。しかも!!なんと、ドドーンと15パターン!焙煎度合い違いや、ブレンド比率の微妙な差など、細かく組み立ててくださり、大変感動しました。
3品種ブレンドが8種類、4品種ブレンドが7種類…仕事現場で受け渡しをしたのですが、その日は事務所に戻るのがおよそ21時頃…
そこからそれぞれの味を確かめるか、翌日朝からやるか帰りながら考えていましたが、考えていたら「早く飲んでみたい!」が勝ってしまい、事務所に戻ってすぐに検証となりました(笑)
まずは…
帰社後、まずはそれぞれの豆の味や香りを比較しやすくするため、チェックシートのようなものを作りました。各ブレンドの比率と、香り、酸味、苦味、余韻を1〜5点で評価して比較していきます。
本来のスコアシートであれば、もっと項目は細かく、
「クリーンさ」
「フレーバー」
「アロマ」
「酸味」
「甘味」
「口に含んだ時の質」
「バランス」
「余韻」
「総合評価」
という別れ方をしています。しかし、夜からそんなに細かくやっていたら終わらない!ということで、簡易的に私が今回のブレンドでこだわった「香り」、「酸味」、「苦味」、「余韻」という項目に絞りました。
それでも、21時過ぎから15gずつとはいえ、15パターンの豆を挽き、お湯を注いで味を確かめるとなると、結構時間はかかりました。
いざカッピング
今回は、カッピングという方法で味を比べていきました。出来ればハンドドリップして、味を比べたいところでしたが、時間的な制約や味のブレが出てしまい公正な判断が出来なくなることを防ぐため、同一条件で味を比較できるカッピングで行いました。
そもそも「カッピング」って?という方に簡単にご説明します。こちらは国際品評会から、街のカフェでも行われるコーヒーの味見方法で、全ての豆を同一条件で判断できます。同じ挽き目の粉をそれぞれカップに入れ、お湯を規定量注ぎ4分待ち、時間が経ったらよく撹拌させ、浮いている粉を取り除いたら、コーヒーが冷めるまでスプーンを使って何度も味を確認します。温かい状態と、冷めた状態ではコーヒーの表情も違いますので、「どういったアプローチで提供するか」という判断材料にもなります。
そうして、15種のカッピングを行おうとした結果、テーブルがカップでパンパンになりました(笑)
写真は実際に行ったカッピングの一部です。豆を挽いた時点での印象もチェックシートに記入し、その時点で「あ、これ好きだなぁ」というものもありました。しかし、お湯を注いでみると「あれ?」と印象が違うものもあり、ひと口ふた口で「これは違う」と除外していきます。
そうして、ひたすら全ての味を確かめつつ、点数を付け、時間を空けて温度が下がったらまた味見をして、印象の変化などをメモする…ということを繰り返していたら、気づけば日付は変わっていました。
そしてついに…!
ここまで比較作業に時間をかけて、ようやく2種類にまで絞りました。(それでも2種類っ!)ここからどうやって決定していこうか。2種類を何度も交互に飲み比べてて、30分くらい悩みました。
そしてふと、お口直しにチョコレートを食べて、何気なしにコーヒーを口に含んだ瞬間に「これだっ!」と決まりました。念のため、2回程同じようにチョコレートを食べてから、コーヒーを飲むということをやりましたが、「確実にこっちが良い」という結論になりました。
翌日、焙煎をお願いしているGDATCOFFEEの藤池オーナーに「○番のブレンドが良いです!」とお伝えして、次はエスプレッソで試すための量をサンプルでもらうことにしました。というか、既にいただいてます。本日(11/17)これからエスプレッソでの味を確かめて、これで大丈夫であれば「いざ発注!」となります。
そんなわけで、味が決まれば発注→納品→撮影→販売開始となりますので、次はコーヒー豆を入れる袋のデザインとブレンド名を決めなければ…と若干焦っています。という訳で、早速私は別の仕事に取り掛かります。今後もブレンドコーヒー販売までの過程をお伝えしていきますので、お楽しみ♪
それでは、また。
Gracias!!
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